
発達障害のある子の小学校など就学について【医師が分かりやすく解説】

発達障害のある子の小学校などの就学について解説します。
小学校の学級には大きくわけて3つの学級があります。
【普通学級】【特別支援学級】【通級指導教室】の3つです。
ここでは各学級のメリットとデメリットに関して説明して行きましょう。
普通学級
小学校で言う定型発達(健常者、発達障害のないこと)の子が通う通常のクラスです。
メリット
デメリット
特別支援学級
発達障害の程度はさまざまであるが、普通学級で学習するのが難しい生徒を対象として、その子にあった指導をしていく学級です。
※情緒クラス➡知的面ではなく、コミュニケーション能力に遅れや障害があり、人との付き合い方に問題がある子供が在籍するクラスです。
※知的クラス➡発達障害の中でも知的な遅れや障害があり集団生活が苦手、学習内容を記憶するのが苦手な子が多い子が在籍するクラスのことです。
メリット
デメリット
通級指導教室
普通学級に在籍の発達障害のある子やグレーゾーンの子が通うことが出来る教室です。
※ほとんどの地域は普通学級と特別支援学級で分けれていることが多いため、設置されている学校は少ないのが現状です。
発達障害のある比較的軽度の障害がある生徒に対して、学校の時間内で状態にあわせた特別な指導が受けられます。
ですが、週に1回程度など受けられる時間が短い事が多く、通級指導教室が設置されていない場合は、設置されている学校まで送迎しなければ行けないというデメリットもあるため、利用される方や、設置されている学校も少なくなってきています。
医師の主観ではなく、客観的なデータで診断
脳の状態を診断するQEEG検査(定量的脳波検査)

治療前と治療後のQEEG検査結果の変化

人工知能(AI)を用いて、ディープラーニング(深層学習)することで、様々な脳の状態を統計学的に把握することが出来るようになりました。
5歳から高齢者(大人)まで幅広い年齢層の方に対してQEEG検査の結果に即した、結果に応じて、薬を使わない治療など個人に合った治療を提案する事も可能です。
客観的指標のない精神科領域において、欧米では非常に需要のある検査法です。