HSPの恋愛傾向。苦手な恋愛を克服するポイントについて
発達障害専門外来
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HSPの恋愛傾向。苦手な恋愛を克服するポイントについて

HSPは内向的で外部の刺激に非常に敏感なため、恋愛が苦手だと捉えられがちです。しかし、HSPの特徴や恋愛における注意点を理解し合うことができれば、パートナーと一緒に穏やかな気持ちで過ごすこともできます。

この記事では、自分自身がHSPであるという方や、付き合っているパートナーがHSPかもしれないと思っている方に向け、HSPの恋愛における特徴や傾向、お互いを理解するために必要なことを解説します。

HSPの特徴と、恋愛における傾向

HSPは書籍で「繊細さん」と呼ばれるように、感受性が強く、外部からの刺激に非常に敏感です。他の人は気にも留めないようなことに反応し、深く考えすぎて疲れてしまったりします。

特徴について詳しく知りたい方は以下の記事もお読みください。

ここではHSPの特徴をいくつか挙げ、その特徴が恋愛においてどのような形で現れるのかを紹介します。

共感しやすい

まず、HSPは他人に非常に共感しやすいです。例えばパートナーが悲しんでいるとき、自分のことのように悲しい気持ちを感じます。また、お店で店員が怒られている場面を見たら、自分が怒られているように感じて苦しくなります。五感を通して得た情報を深く処理するため、想像力や洞察力が高いのです。これはパートナーを思いやる気持ちにも繋がりますが、一方で些細なことまで気にしすぎてしまい、知らないうちに大きなストレスを抱えていることもあります。

人混みが苦手

HSPは周囲からの刺激を敏感に受け取ってしまうため、大勢が一挙に動き、それぞれが喋って、感情を表現していると情報を処理できずにパニックになってしまう傾向にあります。ターミナル駅やライブ会場、お祭りなど、一般的なデートで行くことの多い場所に行くと気分が悪くなったりします。そのため、デートをする際は落ち着いて話のできる場所を選ぶなど、一定の配慮が必要になるでしょう。

騒音が苦手

人混みが苦手な理由と同様に、HSPは騒音も苦手な傾向にあります。特に大きな音は苦手で、工事の作業音や花火の音、サイレンなどは非常に気になってしまうようです。周囲の人なら少し経てば慣れるような近所の工事音も、HSPにとってはずっと気になってしまい、大きなストレスになります。カラオケなども苦手なようで、そもそも音が大きかったり、他の部屋の音や声が気になってしまい落ち着かないという人もいます。大声で歌ってストレス発散と思っても、HSPには向いていないことがあるので注意しましょう。

眩しい光が苦手

天気がよく日光が照りつけるような環境も、HSPにとっては苦手です。光の刺激も敏感に感じ取ってしまうため、ストレスになります。また、室内でも蛍光灯のちらつきや鏡による光の反射など、眩しさを感じるような環境では気になってしまい落ち着かないことがあります。カラオケやライブ会場は光の刺激が強いことも苦手な原因です。

暴力的な描写が苦手

HSPが近くの他人に共感しやすいのは、画面越しでも同様の傾向にあります。例えば災害や事件の報道を見たら被害に遭った人に共感して苦しくなったり、映画やドラマで人が殴られたりいじめられているのを見ると、自分がされているように感じて苦しくなり、時には泣いてしまったりすることもあります。デートの際はホラーや暴力的な表現のある作品は極力避けることで、ストレスを感じずに過ごせるでしょう。

一人の時間が必要

HSPは周囲に人がいると、どうしても色々なことが気になってしまいます。些細な所作を見て怒っているのかと気にしてしまったり、失礼な発言をしていないかなど不安になってしまうのです。そのため、周囲に人がいるだけで緊張を感じてしまい、ぐったりと疲れてしまいます。たとえ付き合っていて好きな人と一緒にいるとしても、一人でゆっくりと心を落ち着ける時間が必要です。

心が敏感

HSPは共感能力が高く刺激に敏感なため、他の人が気にしないようなことをずっと引きずってしまいます。友達に言われた何気ない一言、店員が少しそっけない態度だった、その程度のことでも何日も気にかけて疲れてしまいます。パートナーに対しても同じです。ちょっとした言葉や所作にイライラしていることが出てしまうと、HSPはすぐに察知して気にしてしまいます。思っていることははっきりと伝えてあげたほうが、あれこれ悩んで疲れてしまうのを防ぐことができるでしょう。

自己肯定感が低い

HSPは自己肯定感が非常に低い傾向にあります。学校などでの集団生活を通して、非HSPと比較されて劣等感を感じることが多いことなどが理由として挙げられます。「人見知り」や「コミュ障」など、内向的な性格をネガティブに捉えられることが多いためでしょう。詳しくは後述しますが、パートナーはありのままを受け入れ、肯定する言葉を積極的にかけてあげることが重要です。

HSPがうまく恋愛するためには

上述したような特徴を持つHSPは、恋愛においていくつかのポイントに気をつけることでパートナーとうまく付き合っていくことができるでしょう。

HSPを受け入れてくれる人を選ぶ

まず、HSPの気質を理解し、受け入れてくれる方をパートナーにするのが良いでしょう。HSPは自己肯定感が低く、自分に自信がないことが多いです。この背景には、感受性が人よりも強く、他の人には想像できないようなことに悩んでしまうため、HSPという気質を理解してもらいにくい傾向があります。個人の気質を受容する気持ちのある人がおすすめです。

また、感情の起伏が激しく、すぐに怒ったり泣いたりするような人をパートナーにするとHSP気質の人はかなり疲れてしまいますので、できれば避けたほうがいいでしょう。

自分が一人になれる時間は死守する

周囲に対して常に気を張って生活しているHSPは、一人になってゆっくりと休み、疲れを取る時間が必要です。恋愛をする中でパートナーと同棲したり、結婚をして一緒に暮らすようになったとしても、一人になって休むための時間と空間は確保しましょう

また、一人の時間が必要であることをパートナーにもしっかりと伝え、お互いにその大切さを理解することがパートナーとの関係の継続には重要です。無理に隠そうとせず、必要な時間だと丁寧に説明して理解してもらいましょう。

自分のことを説明できるようになる

上記の自分の時間を確保する話にも繋がりますが、上手な恋愛のためには相手にHSPの気質を十分に理解してもらうことが重要です。自分が得意なこと、苦手なこと、できればやりたくないこと、どうしても必要なことなど、自分をしっかりと説明できるようになりましょう。

特に苦手なことはしっかりと伝えられるようにするべきです。例えば人混みや騒音が苦手だと知っていれば、パートナーもそれに合わせて色々な楽しみ方を考えてくれるでしょう。それを申し訳なく思う必要はありません。自分の得意なこと、できることでパートナーに返していけばよいのです。

パートナーにHSPを理解してもらうには

HSPの気質を理解してもらうことが重要と述べましたが、ではどのようにパートナーに理解してもらえばよいのでしょうか。ポイントは大きく2点です。

パートナーに素直な気持ちで接する

まず、パートナーには常に素直な気持ちで接するようにしましょう。

「一緒にお祭りに行ってみたけど、やっぱり人混みは疲れてしまうみたい」

「ホラー映画はすごく怖いから苦手だな」

文字にしてみれば、それほど相手に気を遣う必要のない言葉にも見えてきませんか?

HSPだと、相手が楽しんでいる中でこういった自分の気持ちを表現すると申し訳ないと感じるかもしれません。ですが、パートナーはこのくらいの言葉で否定してきたり気分を害したりはしませんし、素直に気持ちを表現して、お互いが心地よく過ごせるほうがパートナーも嬉しいものです。

苦手なものは誰にでもあります。まずは素直に相手に伝えましょう。

できること、できないことをはっきりさせる

パートナーに理解してもらうためには、自分自身ができること、できないことをはっきり認識しておくことが重要です。HSPの特徴については上述してきましたが、その中でも人によって程度に差はあります。まずは自分をHSPの枠に当てはめすぎず、何ができて何が苦手なのかを知るようにしましょう。

HSPのパートナーを理解するためには

自分が非HSPでパートナーがHSPの場合、理解しておくべきことがあります。

例えば、デートの直前で具合が悪くなって家から出たくなくなってしまうこともありますし、一緒に楽しめると思って出かけたスポットでずっしりと疲れてしまったりもします。

非HSP同士の恋愛ではお互いに楽しいと感じる定番のデートも、HSPにとっては重荷になってしまうことがあります。そういった点も踏まえ、以下の2点を常に意識しておくと良いでしょう。

ありのままを受け入れる

まずは、パートナーのありのままを受け入れることです。決して気が弱いからデートの前に体調を崩すわけでも、あなたのことが嫌いだから一人になりたいわけでもありません。HSPには他の人には感じられない生きづらさがあり、常にそれと向き合っています。限界を超えないように必死に自分をコントロールしていると理解して、決して否定したり無理をさせないように見守りましょう。

理解ができなくても、寄り添う姿勢を持つ

HSPの気質は、非HSPにとっては理解しきれないこともたくさんあります。だからといって、投げ出したりはしないでください。理解は難しいけど、その考えを否定せずに寄り添うことはできます。そういった優しさをHSPは敏感に感じ取り、嬉しく思います。HSPは病気ではなく気質です。パートナーも一緒にHSPに向き合って、お互いのことをよく理解し合うことが重要です。

HSP同士の恋愛

ここまではHSPと非HSPの恋愛について解説してきましたが、HSP同士の恋愛についても見ていきましょう。

良い点

HSP同士はお互いの繊細な気持ちを理解して共感することができるため、HSPが持つ長所をお互いに伸ばしながら良好な関係を築いていけるでしょう。

また、お互いに苦手なことも理解しやすいため、非HSPにはなかなか理解してもらえないようなことでも分かり合うことができます。

気をつけること

一方で、お互いに一人になる時間を必要とするため、すれ違いも起きやすくなります。また、同棲すると家事の分担なども必要ですが、お互いに疲れてしまって何もできないことも多いでしょう。

そういったときに申し訳なさを感じることのないように、無理だと思ったら親や友人に頼ったり、社会サービスを利用して乗り切るとルールを決めておくと安心です。

お互いに無理をしないようにルールを作ったり、妥協するところは妥協すると開き直ることも、関係を継続させるためには重要でしょう。

まとめ

これまでご紹介してきたとおり、HSPは恋愛をするときに多少気をつけることや意識したほうが良いことはあります。しかし、HSPだからといって恋愛ができないとか苦手に思うことはありません。

HSPは人口の20%、5人に1人と言われています。同じような悩みを抱えている人は多いです。最近は、HSP同士の交流会なども開催されていますので、気になる方はぜひ調べてみてください。

自分の気質を理解し、無理せずに自分を受け入れてくれるパートナーを探してみましょう。


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