強迫性障害外来とは
- 意味がないと分かっていても頭から離れない事がある
- 無駄だと分かっていて何度も同じ行動を繰り返してしまう
こういった症状が強く、生活に支障が出てお困りの場合は強迫性障害と考え、治療をしたほうが良いです。
当院では、子ども~大人の強迫性障害の治療を行っています。その中でも特に、
- 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
- お薬が効きにくい、もしくは副作用が強くて治療が難しい
といった方に対し、QEEG検査やTMS治療といった最先端医療を導入して治療を行っています。
強迫性障害についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
対象となる症状
強迫性障害の症状は「強迫観念」と「強迫行為」に分かれます。これらが日常生活に支障をきたしている状態が強迫性障害です。
代表的な症例は以下です。
パニック障害
- 不潔恐怖と洗浄:
何かウイルスに感染してしまうことを恐れて、繰り返し手を洗ったり、何回も入浴したりする - 加害恐怖:
間違ったことを伝えてしまっていないか気になって何度も確認する、誰かを傷つけていないか、迷惑になってしまっていないかがどうしても気になってしまう - 確認行為:
家を出るときに戸締まりをしたか、ガスを止めたか、電気を消したかなどが気になってしまい、何度も家に戻って確認する - 儀式行為:
決めた順番通りにやらないと不吉なことが起こると不安に感じ、少しでも間違ったら最初からやり直す - 数字への固執:
不吉な数字を極端に避けたり、ラッキーナンバーに極端にこだわる - 配置、対称性への固執:
テーブルの上のものの配置を必ず決まった状態にしないと気が済まない - 不要なものの保存:
大切なものを捨ててしまうのではないかと思い、なかなかゴミを捨てられない
強迫性障害の原因とは
現時点で強迫性障害の原因ははっきりとは分かっていません。遺伝や環境が関係しているとも言われていますが、脳内の特定部位の障害、神経伝達物質のセロトニンの機能異常によって起こるとも考えられています。
また、対人関係のストレスや大きなライフイベントがきっかけとなって発症するケースもあります。
当院の強迫性障害外来の流れ
当院では、強迫性障害の診断・治療を行っています。初診時、再診時の流れについてご説明いたします。
- 初診の場合
- 再診の場合
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1予約
当院は初診時も予約制ですので、予約フォームからご予約院やご希望の日時を選択して送信してください。予約が確定しましたら、メールでご連絡を差し上げます。
※すべての日時のご希望に添えない場合はお電話を差し上げます。 -
2来院・問診票記入
当日ご来院いただきましたら、ご予約名と本人確認のために身分証のご提出をお願い致します。その後、問診票をご記入いただきます。
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3問診
ご記入いただいた問診票の内容をもとに、医師が改めて症状についてご質問いたします。 お困りごとや、症状を疑ったエピソードについてお聞かせください。
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4QEEG検査
問診のあとは、QEEG検査によって脳の状態を客観的に確認します。検査説明から検査終了までの所要時間は約20分です。 検査で痛みを感じることはありませんので、ご安心ください。
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5検査結果を元に
問診・診断検査終了後は、QEEG検査の結果を見ながら、医師による検査結果の見方の説明や追加の問診を行い、診断をします。正常な脳とどこが違うのかを見比べつつ、強迫性障害、あるいは強迫性障害グレーゾーンの診断を行います。
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6治療の流れ説明
診断結果に応じて、今後の治療の流れをご説明いたします。 基本的には、当院で実施しているTMS治療を軸とした治療計画を練っていきます。 お仕事や学業の状況などを考慮しつつ、治療の間隔や回数について検討します。 また、薬物療法やカウンセリングを並行して行う場合は、その説明も行います。
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7終了
治療の流れの説明が終わったら、お会計と再診の予約をして終了となります。人によって多少前後しますが、ご予約いただいたお時間からおおむね1時間程度でお帰りいただけます。
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1予約
当院では再診の場合も予約が必要です。初診時にご予約いただいた方はその日時にお越しいただき、それ以外の方は予約フォームからご希望の日時をご連絡ください。予約が確定しましたら、メールでご連絡を差し上げます。
※すべての日時のご希望に添えない場合はお電話を差し上げます。 -
2来院
ご来院いただきましたら受付を済ませてお待ちください。
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3診察
前回の診察からの体調の変化や、お薬の状況(副作用が出ていないか)などをお聞きします。新たに困りごとがある場合もお聞かせください。
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4TMS治療
専用の機器を用いてTMS治療を行います。
1回のセッションの所要時間は約20分です。
※治療の初回は部位の測定もあるため、照射時間とは別に20分必要になります。
治療の最初は頭皮下の神経や筋肉を刺激され、多少の痛みや違和感を感じることがありますが、治療中に気にならなくなるほど微弱なものです。
これまでTMS治療を受けた方で、痛みが強くて治療を継続できなかった方はほとんどいませんので、安心して治療をお受けください。 -
5終了
治療が終わったら会計をして、次回の予約を取って終了です。
ご来院いただいてから、おおむね40分~1時間程度でお帰りいただけます。
受診の際にお願いしたいこと
- ・受診の際には、健康保険証などの身分証明書をご提出いただきますと受付がスムーズですのでご持参ください。
- ・精神科に関するお薬を服用している方は、お薬手帳や現在服用されている薬のメモ等をお持ちください。お薬の重複、治療として適切か、副作用のあるお薬はないかといった確認を行います。
- ・QEEG検査では、頭に電極を装着し、少量の水を使用して検査を行います。そのため、検査当日は整髪料の使用はお控えください。また、少々お化粧が崩れる可能性がありますので、化粧直しセットをご持参ください。
- ・QEEG検査の対象年齢は5歳~です。
- ・18歳未満の患者さまが親権者のご同席なく診療を受ける場合、親権者様の承諾を頂いております。親権者様のご同席が難しい場合は、同意書にご署名の上、ご持参いただきますようお願い申し上げます。
当院の薬物療法の考え方
- 対症療法であり、根本的な治療ではない
- 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
- 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い
以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。
当院の強迫性障害外来の特徴
- QEEG検査による客観的な診断
- 発達障害グレーゾーンの診断が可能
- 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
- 土日・祝日も診療・電話対応可能
- 当日診断可能
- 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
- 英語・中国語にも対応可能
QEEG検査による客観的な診断
当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
発達障害グレーゾーンの診断が可能
QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。
副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
強迫性障害に関しては、情動の安定、といった症状の改善が期待できます。
TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
土日・祝日も診療・電話対応可能
当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。
当日診断可能
当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。
5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。
英語・中国語にも対応可能
当院では英語・中国語専門の通訳スタッフが在籍しております。 日本語があまり得意でない方でもお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・ご予約はこちら
強迫性障害の症状は日常生活や社会生活に支障をきたします。
周囲からは心配性なだけだと思われて、苦しさを理解してもらえないこともあります。
客観的かつ正確な検査を通して強迫性障害の診断を受けることで、日常生活で気をつけるべきことを整理できたり、周囲の理解を得やすくなることもあります。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。
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