パーソナリティ障害とは

  • 考え方が独特
  • 頑固で臨機応変な対応ができない
  • 周囲に理解されず、コミュニケーションが上手くいかない

考え方や行動が周囲と大きく異なり、コミュニケーションが取れなかったり、人間関係をうまく築けない場合があります。生活に大きな支障が出ないケースもありますが、その状況に大きな苦痛を感じていて、生きづらさを抱えているようであれば
パーソナリティ障害 の可能性があります。
また、こうした生きづらさが原因でうつ病や不安障害などの精神疾患を発症することもあるため、早めに治療を開始して症状や考え方を改善し、生きづらさを解消していくと良いでしょう。
当院では、パーソナリティ障害の治療を行っています。その中でも特に、

  • 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
  • 副作用が心配なので、なるべくお薬を使わずに治療をしたい

といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
パーソナリティ障害についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

対象となる症状

パーソナリティ障害は症状のパターンによって以下のような分類がされています。
それぞれ特徴はありますが、いずれも治療を通して症状の改善が期待できる精神疾患です。

A群(奇妙、風変わり)

  • 妄想性パーソナリティ障害
    (広範な不信感や猜疑心が特徴)
  • 統合失調質パーソナリティ障害
    (非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴)
  • 統合失調型パーソナリティ障害(会話が風変わりで感情の幅が狭く、しばしば適切さを欠くことが特徴)

B群(感情的、移り気)

  • 境界性パーソナリティ障害
    (感情や対人関係の不安定さ、衝動行為が特徴)
  • 自己愛性パーソナリティ障害
    (傲慢・尊大な態度を見せ自己評価に強くこだわるのが特徴)
  • 反社会性パーソナリティ障害
    (反社会的で衝動的、向こうみずの行動が特徴)
  • 演技性パーソナリティ障害
    (他者の注目を集める派手な外見や演技的行動が特徴)

C群(不安、内向的)

  • 依存性パーソナリティ障害
    (他者への過度の依存、孤独に耐えられないことが特徴)
  • 強迫性パーソナリティ障害
    (融通性がなく、一定の秩序を保つことへの固執(こだわり)が特徴)
  • 回避性パーソナリティ障害
    (自己にまつわる不安や緊張が生じやすいことが特徴)

パーソナリティ障害の原因とは

原因は大きく5つ考えられており、これらが影響しあっています。そのため、これが原因と絞り込むことは困難です。

生まれつきの要因

生まれつきの行動特性(活発、おとなしい)やストレス耐性、好奇心の強さなどがパーソナリティ障害の発症に関係していると考えられています。

発達障害

発達障害を持つ人すべてがパーソナリティ障害ではありませんが、幼少期に発達障害の症状が見られたのに治療を行わなかった場合に、成長してパーソナリティ障害と診断されることが多いです。

環境や育て方

親の関わり方や、育った環境がパーソナリティに影響を及ぼします。
ただし、生まれつきの要因なども影響しているため、一概にこの育て方が原因でパーソナリティ障害を発症していると断定することはできません。

社会状況

昭和の子育てと令和の子育てが違うように、社会状況、時代背景によっても子育てに求められるもの、理想とされる育て方は変わります。そのため、形成されるパーソナリティも変わってきますし、それが個人の特性に合うかどうかによってもパーソナリティに影響を及ぼします。

急激な変化

養育者との突然の死別や大きな失敗体験が原因で、パーソナリティ障害が表面化することがあります。

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当院の薬物療法の考え方

当院ではTMS治療のほかに薬物療法も行っておりますが、基本的にはお薬は使わずに治療を進めることを目標としています。 薬物療法はうつ症状や不安症状などにおいて効果が認められていますが、以下のような問題点もあります。
  • 対症療法であり、根本的な治療ではない
  • 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
  • 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い

以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。

当院の特徴

  • QEEG検査による客観的な診断
  • 発達障害グレーゾーンの診断が可能
  • 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
  • 土日・祝日も診療・電話対応可能
  • 当日診断可能
  • 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

QEEG検査による客観的な診断

当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

発達障害グレーゾーンの診断が可能

QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 パーソナリティ障害の症状でご来院された方が、実は発達障害の傾向にあるというケースもあります。 グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。

副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療

当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
パーソナリティ障害に関しては、うつ症状や不安症状など精神面の症状改善が期待できます。 TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

土日・祝日も診療・電話対応可能

当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。

当日診断可能

当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。

5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。

外国語の対応について

当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。

・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。

患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

お問い合わせ・ご予約はこちら

パーソナリティ障害は年齢とともに徐々に軽快することのある障害ですが、適切な治療によってさらに回復を早くすることが可能です。
日常生活への支障はもちろん、周囲の理解が得られずに孤立してしまったり、それが原因でうつ病などを発症することもあるので、お困りの方はお早めに医療機関を受診しましょう。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。

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※お問い合わせの多い項目については「よくある質問」にまとめておりますので、こちらも参照してください。