
認知症とは
- 物忘れがひどい
- さっきのことが思い出せない
- 知っているはずの動作ができない
高齢化が進み、認知症になる方も増加傾向にあります。軽度の症状のうちは問題になることはありませんが、症状が進行すると理解力や判断力の低下が顕著になり、社会生活や日常生活に支障が出るようになります。
認知症には根本的な治療法がありません。しかし、薬物療法やTMS治療によって進行を遅らせたり、症状を軽くしたりすることができます。
当院では、認知症の治療を行っています。その中でも特に、
- 他の病院で治療を受けているけどあまり効果がない
- 副作用が心配なので、なるべくお薬を使わずに治療をしたい
といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
認知症についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
対象となる症状
認知症には三大認知症と呼ばれるものがあります。それぞれ症状に特徴があり、進行にも違いがあります。
アルツハイマー型認知症
物忘れから発覚することが多く、症状は緩やかに進行していきます。
認知症患者の約半数がアルツハイマー型認知症と言われています。
レビー小体型認知症
幻視や睡眠中に怒鳴ったり、奇声をあげるなどの異常言動が見られます。
症状には良い時、悪いときの波があるのが特徴です。
血管性認知症
脳の血管に異常が起き、その結果発症する認知症です。
脳梗塞や脳出血などの後に急激に発症し、段階的に症状が進行していくのが特徴です。
認知症の原因とは
認知症の原因は、上記の認知症の種類によって異なります。まだ正確な原因が分かっていない部分もありますが、以下のような原因が考えられえています。
- アルツハイマー型認知症の原因
アミロイドβなどのタンパク質が異常に溜まって、脳細胞が損傷したり神経伝達物質が減少して引き起こされると考えられています。 - レビー小体型認知症の原因
脳の神経細胞の中にレビー小体と呼ばれるタンパク質の塊が見られ、大脳に広く現れるようになると発症すると考えられています。 - 血管性認知症の原因
脳の血管に異常が起きて発症します。
QEEG検査で認知症の判断が可能
当院でも実施しているQEEG検査という脳波検査によって、認知症の種類や進行具合をある程度判断することが可能です。海外の研究では94%の正確さで診断可能というデータもあります。
患者さまの病状を正確に捉えることで、一人ひとりの症状に合わせて適切な治療を計画・実施することができます。
当院の薬物療法の考え方

- 対症療法であり、根本的な治療ではない
- 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
- 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い
以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。
当院の特徴
- QEEG検査による客観的な診断
- 認知症の種類や進行具合の診断が可能
- 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
- 土日・祝日も診療・電話対応可能
- 当日診断可能
- 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
QEEG検査による客観的な診断
当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
認知症の種類や進行具合の診断が可能
QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。
認知症の症状でご来院された方が、実は発達障害の傾向にあるというケースもあります。
グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。
何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。
副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
認知症に関しては、認知機能の向上や症状の進行を鈍化させる効果が期待できます。 TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
土日・祝日も診療・電話対応可能
当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。
当日診断可能
当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。
5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。
外国語の対応について
当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。
・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。
患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
お問い合わせ・ご予約はこちら
医療の進歩によって平均寿命が伸びている中、認知症は現代の医療では進行を止める方法は見つかっていません。
認知症を発症してからの人生は10年、20年と続いていきます。症状が悪化してしまうと、つきっきりでの介護が必要になることもあるでしょう。
症状の進行を可能な限り緩やかにすることで、患者さまがより充実した日々を過ごすことができ、さらにご家族の負担も軽減することができるようにサポートをさせていただきます。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。
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