
解離性障害とは
- ある特定期間の記憶がなくなる
- 深夜徘徊をする
- 身体が動かなくなる
- 身体が自分のものではない感覚になる
このような症状は、解離性障害(転換性障害)と考え、治療をしたほうが良いです。
解離性障害は社会生活に支障をきたすことが多いですが、本人が症状を自覚しにくいという特徴があります。
当院では、子ども~大人の解離性障害の治療を行っています。その中でも特に、
- 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
- お薬が効きにくい、もしくは副作用が強くて治療が難しい
- 解離性障害による不安やうつ症状がひどい
といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
解離性障害についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
対象となる症状
解離性障害や転換性障害には様々な症状があります。まず、それぞれの大まかな違いは以下です。
- 解離性障害:
意識が飛ぶ、自分が自分でなくなるような症状 - 転換性障害:
ストレスや葛藤といった心理的要因が身体症状に転換して現れたもの
また、解離性障害・転換性障害として診断されるのは以下のような症状がある場合です。
- 解離性健忘:
ストレスで記憶をなくす症状 - 解離性とん走:
軽度では遅刻や帰宅が遅くなる程度だが、重度だと遠く離れた土地で新しい仕事をしているケースもある - カタレプシー:
受動的に取らされた姿勢を自分の意思で変えようとしない状態 - 解離性昏迷:
意識はあるが全く反応がない状態 - 離人症:
身体が自分の物でないような感覚に陥る状態 - 解離性てんかん:
心理的な要因によって生じるてんかん発作 - 多重人格障害(解離性同一性障害):
複数の人格が登場し、別人格の出現時には記憶がない状態 - 解離性運動障害:
うまく歩けない、目が見えない、耳が聞こえないなど - 心因性失声:
心理的要因で声が出なくなる状態 - 心因性難聴:
心理的要因で難聴の症状が出る状態
これら以外にも様々な症状が解離性障害の症状として現れます。
解離しているときは意識がないことが多く、結果的に自分では症状に気づいていないことがあります。周囲の人が症状に気づき、指摘したり医療機関に連れて行ったりすることが望ましいです。
解離性障害の原因とは
現時点で解離性障害の原因ははっきりとは分かっていませんが、ストレスや心的外傷によって発症すると言われています。
また、解離性障害は発達障害やその他の精神障害と合併するケースも多く存在します。原因を区別して適切な治療をするためには、医師の主観による診断だけではなく、QEEG検査等の客観的な評価も合わせて診断することが重要です。
当院の薬物療法の考え方

- 対症療法であり、根本的な治療ではない
- 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
- 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い
以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。
当院の特徴
- QEEG検査による客観的な診断
- 発達障害グレーゾーンの診断が可能
- 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
- 土日・祝日も診療・電話対応可能
- 当日診断可能
- 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
QEEG検査による客観的な診断
当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
発達障害グレーゾーンの診断が可能
QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。
副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
解離性障害に関しては、二次障害として発症することのある抑うつ症状や不安症状に対して効果的です。
TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
土日・祝日も診療・電話対応可能
当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。
当日診断可能
当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。
5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。
外国語の対応について
当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。
・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。
患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
お問い合わせ・ご予約はこちら
解離性障害の症状は日常生活や社会生活に支障をきたします。
また、ご自身では症状に気づかないこともあり、放っておくと生活が破綻してしまうことや、意識のないところで人を傷つけてしまうこともあります。正確な診断を受けることで、日常生活で気をつけるべきことを整理できたり、周囲の理解を得やすくなることもあります。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。
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