引きこもり・不登校とは

引きこもりや不登校にお悩みの方は多いと思います。
原因は人それぞれのため特定が困難ですが、背景に発達障害の特性や生きづらさが関係していることもあります。発達障害の治療を行うことで社会生活を送るうえでの困りごとを解消し、引きこもりや不登校から抜け出せることがあるため、正確な診断と適切な治療をするべきです。
当院では、引きこもり・不登校の治療を行っています。その中でも特に、

  • 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
  • うつや不安の症状が強い
  • 副作用が心配なので、なるべくお薬を使わずに治療をしたい

といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
引きこもり・不登校についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

対象となる症状

引きこもりや不登校の状態にある人の中でも、以下のような精神疾患の症状が見られる場合には当院での治療がおすすめです。

  • 対人恐怖
  • 強迫症状
  • 不眠
  • 抑うつ
  • 摂食障害
  • 不安障害
  • 発達障害

これらの症状は治療によって改善することが可能で、外出への不安や恐怖の軽減、生活リズムの改善などが期待できます。

引きこもり・不登校の原因とは

引きこもりや不登校の原因は人によるため、一概に特定はできませんが、内閣府の調査によると以下のような原因が挙げられています。

  • 職場・学校に馴染めなかった
  • 人間関係がうまくいかなかった
  • 就職活動・受験に失敗した
  • いじめ
  • 家庭の問題(ネグレクト、虐待など)
  • 病気 など

こういった原因で引きこもりや不登校になることが多いとされています。
また、この原因をさらに紐解いていくと、多くの場合は発達障害の特性が関係しています。

引きこもり・不登校と発達障害

発達障害と一口に表現しても、ADHD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)などがあります。周囲の人が当たり前にできることが苦手だったり、学習面で遅れが出てしまったりして、引きこもりや不登校につながっていきます。
また、集団行動を重んじる日本の学校教育の方針に合わないという場合もあります。発達障害を抱える人は個性的で才能に溢れていることが多いですが、それが集団生活のなかではうまく表現されず、息苦しさを感じていることもあります。海外のようにホームスクーリング制度が充実していない日本では、才能を活かしつつも集団に適応していけるよう、発達障害の特性を改善していくことが必要です。

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当院の薬物療法の考え方

当院ではTMS治療のほかに薬物療法も行っておりますが、基本的にはお薬は使わずに治療を進めることを目標としています。 薬物療法はうつ症状や不安症状などにおいて効果が認められていますが、以下のような問題点もあります。
  • 対症療法であり、根本的な治療ではない
  • 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
  • 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い

以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。

当院の特徴

  • QEEG検査による客観的な診断
  • 発達障害グレーゾーンの診断が可能
  • 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
  • 土日・祝日も診療・電話対応可能
  • 当日診断可能
  • 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

QEEG検査による客観的な診断

当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

発達障害グレーゾーンの診断が可能

QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 引きこもり・不登校の症状でご来院された方が、実は発達障害の傾向にあるというケースもあります。 グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。

副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療

当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
引きこもり・不登校に関しては、背景に存在する発達障害の特性の改善や、うつ症状、不安症状など精神面の症状改善が期待できます。 TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

土日・祝日も診療・電話対応可能

当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。

当日診断可能

当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。

5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。

外国語の対応について

当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。

・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。

患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

お問い合わせ・ご予約はこちら

引きこもりや不登校は本人だけの問題ではないケースも多いですが、発達障害の特性による生きづらさや困り感を治療によって改善することで、社会生活に適応していくきっかけになることがあります。
また、発達障害の診断を受けることで周囲の理解を得られやすくなり、本人にとって居心地のいい空間が作れることもあります。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。

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※お問い合わせの多い項目については「よくある質問」にまとめておりますので、こちらも参照してください。