
愛着障害とは
- 傷つきやすい
- 怒ると建設的な会話ができない
- 0か100かでしか考えられない
- 人との距離感がうまく取れない
上記のような症状にお悩みの方は多いです。
愛着障害は子ども時代に発症するものと考えられていますが、治癒しないまま大人になり、症状が続くことがあります。しかし、大人の愛着障害は自覚されていることが少なく、なぜか対人関係がうまくいかないと悩んでいる場合が多いのです。子どもの愛着障害と同様に、適切な治療を通して症状の改善を図る必要があります。
当院では、愛着障害の治療を行っています。その中でも特に、
- 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
- 副作用が心配なので、なるべくお薬を使わずに治療をしたい
といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
愛着障害についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
対象となる症状
愛着障害は 「反応性アタッチメント障害(反応性愛着障害)」 と 「脱抑制型愛着障害」 の2つの種類があります。
反応性アタッチメント障害
養育者相手にも距離を取ろうとするような反応を見せることがあります。
- 養育者に抱きついたり、泣きついたりすることがほとんどない
- 表情が乏しい、無表情なことが多い
- 他の子どもに興味を示さず、交流しようとしない
脱抑制型愛着障害
養育者に限らずべったりくっついてしまう傾向にあります。
- ほとんど知らない人に対しても近づく
- 知らない大人にも抱きつき、慰めてもらおうとする
- 落ち着きがなく、乱暴
両方に共通する症状
- 強情・意地っ張り
- わがまま
- 抱っこされているときに関係ない方向を見つめている
- 初めての状況において、養育者を頼りにする素振りが見られない
大人の愛着障害の症状
- 傷つきやすい
- 怒ると建設的な話ができない
- 意地っ張り
- 好きか嫌いかの2択しかない
- 養育者に対しての敵意、恨み
- 人と適切な距離感が取れない
- 恋人や配偶者、自分の子どもの愛し方がわからない
- 自分の選択に対する満足度が低い
他の精神疾患の発症原因になってしまうことも
特に大人の愛着障害は、以下のような精神疾患の発症原因になってしまうことがあります。
- うつ病
- 心身症
- 不安障害
- 境界性パーソナリティ障害
愛着障害の原因とは
愛着障害は、子どもと養育者の間に愛着が形成されなかったことが関係しています。
愛着がうまく形成されない原因としては、以下のようなことが挙げられます。
- 養育者との死別・離別
- 養育者からの虐待・ネグレクト
- 養育者による育児放棄・無関心な態度
- 養育者が複数いて、愛着対象が頻繁に変わってしまっていた
- 兄弟差別など、明らかに違う扱いを受けて育てられた
特に、上記のような原因が生後6ヶ月ごろから1歳半ごろまでに起こると、子どもの成長に大きな影響があると考えられています。
こうして発症した愛着障害に気づかずに大人になると、情緒が不安定で、人との距離感がうまくつかめなくて困るという大人の愛着障害へと繋がります。
また、愛着障害にはグレーゾーンがあり、愛着障害の診断にはならないがその傾向にあるという人もいます。
当院の薬物療法の考え方

- 対症療法であり、根本的な治療ではない
- 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
- 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い
以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。
当院の特徴
- QEEG検査による客観的な診断
- 発達障害グレーゾーンの診断が可能
- 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
- 土日・祝日も診療・電話対応可能
- 当日診断可能
- 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
QEEG検査による客観的な診断
当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
発達障害グレーゾーンの診断が可能
QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 愛着障害の症状でご来院された方が、実は発達障害の傾向にあるというケースもあります。 グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。
副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
愛着障害に関しては、うつ症状や不安症状などの改善が期待できます。 TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
土日・祝日も診療・電話対応可能
当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。
当日診断可能
当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。
5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能
当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。
外国語の対応について
当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。
・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。
患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
お問い合わせ・ご予約はこちら
愛着障害は後天的な障害です。養育者との死別など致し方ない部分もありますが、虐待やネグレクトといった病気以前の問題が潜んでいる可能性があります。
周囲の方が様子を気にかけ、何か不審な点があれば医療機関や児童相談所などへの連絡が必要になるケースもあります。
大人の愛着障害の場合は、適切な愛着形成のためのスキンシップやコミュニケーションを補うことが克服の第一歩です。また、発達障害が背景にある場合はその特性を改善することで困り感を減らす事ができる場合もあります。
まずは正確な診断をもとに、適切な治療を行える体制づくりが重要です。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。
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