適応障害とは

  • 過度な不安を感じる
  • すべてのことを悲観的に捉えてしまう
  • 無断欠勤、過剰飲酒など、異常行動を取ってしまう
  • 会社や学校に行こうとすると頭痛や腹痛に襲われる

適応障害は、特定の状況や出来事が耐え難いほど辛く感じられ、気分や行動に症状が出るものです。
ストレスは誰しも感じるものですが、それが本人にとって重大で、日常生活に支障をきたすレベルである場合は適応障害として治療を行ったほうが良いでしょう。
当院では、適応障害の治療を行っています。その中でも特に、

  • 他の病院で治療を受けているけどなかなか改善しない
  • 副作用が心配なので、なるべくお薬を使わずに治療をしたい

といった方に対し、QEEG検査やTMS治療などを導入し、治療を行っています。
適応障害についてより詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

対象となる症状

適応障害の症状は本人がどんな環境にストレスを感じているかや、本人の性格によってことなります。大きく分けて、「過度な不安」「うつ」「異常行動」「体調不良」の4パターンがあります。
うつ病と適応障害は似ていますが、うつ病は気分の落ち込みや不安感が常に続くのに対し、適応障害はストレスの対象から離れているときは症状が落ち着いています。
とはいえ、適応障害の診断を受けて治療を進めているうちにうつ病へと移行する場合もありますので、注意が必要です。

過度な不安

不安によって動悸や息切れ、手の震えなどが頻繁に起こります。

うつ

すべてを悲観的に捉えたり、わけもなく憂うつになったり、突然喪失感に襲われたりといった症状が現れます。

異常行動

以下のような、年齢や身分を考えると絶対にやらないだろうと思われることをしてしまいます。子どもの場合は赤ちゃん返りという行動を取ることがあります。

  • 無断欠勤
  • 過剰飲酒
  • 無謀な運転
  • 喧嘩

体調不良

学校や会社に行こうとすると頭痛や腹痛などに襲われます。
これは、例えば習い事などでも当人が大きな不安やストレスを感じている場合には起こりえます。

適応障害の原因とは

適応障害はストレスが主な原因ですが、そのストレスが必ずしも嫌なことやつらいこととは限りません。
天気、騒音など環境による目に見えないストレスや、進学や転職、結婚、出産、引越しなど、周囲から見ればおめでたいことや喜ばしいことでもストレスになることがあります。
また、人によって何をストレスと感じるかも、ストレスへの耐性も異なります。「この程度で適応障害なんておかしい」と思うこともあるかもしれませんが、人によって症状が出るストレスの強度は違いますので、自分の尺度だけで決めつけないことが大切です。

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当院の薬物療法の考え方

当院ではTMS治療のほかに薬物療法も行っておりますが、基本的にはお薬は使わずに治療を進めることを目標としています。 薬物療法はうつ症状や不安症状などにおいて効果が認められていますが、以下のような問題点もあります。
  • 対症療法であり、根本的な治療ではない
  • 頭痛や吐き気、食欲不振、手足の震えといった副作用がある
  • 治療期間が3ヶ月~6ヶ月と長い

以上の問題点を考慮し、根本治療につながる可能性が高く、副作用も少ない、さらに治療期間も短い場合1ヶ月半~2ヶ月で済むTMS治療を最優先の選択肢として考えています。 もちろん、症状が重く、治療に支障が出る場合や、日常生活がままならないようなケースでは薬物療法も並行して行うことがあります。 患者さまとご相談しながら、一人ひとりに最適な治療を進めてまいります。

当院の特徴

  • QEEG検査による客観的な診断
  • 発達障害グレーゾーンの診断が可能
  • 副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療
  • 土日・祝日も診療・電話対応可能
  • 当日診断可能
  • 5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

QEEG検査による客観的な診断

当院では脳波によって客観的に脳の状態を把握できるQEEG検査を導入しています。 従来の精神科の診断は医師の主観による部分が大きく、誤った診断や治療が行われ、結果的に症状がなかなか改善しないということがありました。 QEEG検査では人工知能(AI)を用いたディープラーニングによって様々な脳の状態を統計学的に把握し、正確な診断と治療が可能です。 当院では、QEEG検査の結果と問診の結果を合わせて診断しています。 QEEG検査について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

発達障害グレーゾーンの診断が可能

QEEG検査によって、発達障害の診断基準には満たないが発達障害の傾向にあるというグレーゾーンの診断が可能になりました。 適応障害の症状でご来院された方が、実は発達障害の傾向にあるというケースもあります。グレーゾーンだからといって日常生活や社会生活に支障が出ないわけではありません。何らかの生きづらさを感じている場合は、正確な診断と適切な治療を通して日常の困り感を改善していくことが可能です。

副作用が少なく、治療期間も短いTMS治療

当院では、TMS治療(磁気刺激治療)を導入しています。 TMS治療は医療先進国のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)や日本の厚生労働省の認可を得た治療方法です。 日本ではまだ一部の医療機関でしか導入が進んでいません。当院ではTMS治療の中でも最新のnovel TBS(ノーベルシータバースト刺激法)を受けることが可能です。
「薬に比べて副作用が少ない 」「治療期間が短くて済む」
といった特徴があるため、お薬が苦手な方、副作用が強く出てしまう方、なるべく早く治したい方に適した治療法です。
適応障害に関しては、うつ症状や不安症状などの改善が期待できます。 TMS治療について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

土日・祝日も診療・電話対応可能

当院は土日・祝日も医師がシフト制で診療しており、平日にお時間が取りにくい方でも受診いただけます。
受付時間は10:00~19:00です。

当日診断可能

当院では当日診断も可能です。
ご予約可能な時間帯をご案内いたしますので、当日診断をご希望の方はお電話にてお願いいたします。

5歳から高齢者(大人)まで診断・治療が可能

当院では5歳から高齢者(大人)までの診断・治療が可能です。

外国語の対応について

当院では、専門の医療通訳者が常駐しておりません。
翻訳機を使用しての対応となりますが、お悩みを正確に理解し、適切なご案内を行うため、以下のいずれかの方法でご協力をお願いしております。

・日本語でのコミュニケーションが可能な方と一緒にご来院ください。
・ご自身の症状や、お困りのこと、医師に伝えたいことなどを、事前に紙にまとめてお持ちください。 メモ書きでも構いません。

患者様ご自身の心身の状況を正確に把握するため、ご面倒をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

お問い合わせ・ご予約はこちら

適応障害はライフイベントによっても生じることがあります。5月病、マリッジブルーなども適応障害です。早期に気づいて治療を始めれば、重症化せずに回復する病気ですので、体調が優れないと感じたらなるべく早く医療機関を受診しましょう。
重症化するとうつ病など本格的な精神疾患になり、社会生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。周囲の方も、異変に気づいたら早めに声をかけてあげてください。
ご相談だけの受診も可能ですので、少しでもお悩みの方はぜひ一度ご来院ください。

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※お問い合わせの多い項目については「よくある質問」にまとめておりますので、こちらも参照してください。