うつ病や双極性障害など発達障害の二次障害として合併しやすい精神疾患、小学校低学年(子供)から中高年(大人)までの発達障害、ご自身やお子様・ご家族様が発達障害ではないかと疑われている方、発達障害グレゾーンの方を対象としています。
- 診察は予約制です
- 初診の方、再診の方ともに、診察は予約制となります。
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ADHD(注意欠如・多動症)
過眠
- 長時間寝ても、寝た気がしない
- 朝起きれない
- 日中の眠気が強い
不注意
- 集中して話が聞けない
- 部屋の片づけができない
- 仕事や勉強などで気が散りやすく、集中力が続かない
- 課題を最後までやりきれない
- 忘れ物や落し物が多く、物をなくしやすい
- 約束を忘れてしまう
- ケアレスミスがミスが多い
- 金銭管理ができない
- 平行していくつものことができない
- 課題や仕事を順序だてて行うことが難しい
- じっとしていると落ち着かない
多動性
- おしゃべりが止まらない
- 自分のことばかりしゃべる
- そわそわした感じで、落ち着きがなく、じっとしていられない
- 体の一部を動かす
- おしゃべりに夢中になって、今やらなければならないことを忘れてしまう
衝動性
- 突発的に話し相手の傷つくことを言ってしまう
- 内緒の話を、次の瞬間、他の人にしてしまう
- 思いついたことを、すぐに言動に移す
- 些細なことでイライラしてしまう
- 衝動買いをしてしまう
- 横断歩道が青になった途端に左右を見ずに渡ってしまう
- 混み合っている道を、突進する
- 自己抑制が苦手
- キレやすい
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自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)
社会性
- 自己中心的な言動が多い
- 人の気持ちを理解するのが苦手
- 人への関わり方が一方的
- 人から関わられるのが嫌い
- 表情が乏しい
- 空気が読めない
- 思ったことをそのまま言ってしまう
コミュニケーション
- 冗談が理解できない
- 自分の興味のあることを一方的にはなしてしまう
- 会話が噛み合わない
- 表情や場の雰囲気を読むのが苦手
- 話がまとまらなく、思ったことを何でも口にしてしまう
- 曖昧な表現が苦手
- 本音と建前の区別がつかない
- 1対1のコミュニケーションは何とか出来ても1対複数では上手く出来ない
想像力
- 抽象的なことをイメージしたり、理解したりすることができない
- 実際に目の前にないことを想像できない
- 多くの人が「常識」と思っているようなルールがうまくつかめない
- ゼスチャーの意味が理解できない
- 暗黙の了解がわからない
その他の特徴
- 興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
- 興味がないことは途端にスイッチがオフになる
- ぐるぐる思考頭の中で思考がぐるぐるものすごい勢いでまわっている
- 極端な思考で、臨機応変にとか適当に加減することが苦手
- 音や臭い、皮膚感覚、痛みなど、様々な感覚が過敏もしくは鈍感
- こだわりが強く、ルーティンを好み、イレギュラーに混乱する
- 計算力や記憶力などが突出して優れ、他の脳機能と比較しアンバランス
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学習障害
算数障害
- 数が数えるのが苦手だった
- 時計が読めない、時間がわからないことがあった
- 算数の簡単な1桁の足し算や引き算が暗算ではできなかった
- 繰り上がり、繰り下がりができなかった
- 九九がなかなか覚えられなった
- 図形の模写(視写)が、困難だった
- 筆算はできるが、いまでも暗算が苦手である
書字表出障害
- 就学前に文字に興味を示さなかった。就学してからもひらがなで書けない文字があった(特に拗音や促音が困難だった)
- カタカナが習得できなかった
- 字をなかなか覚えられない、覚えても、忘れやすい
- 漢字を写字(視写)で間違える。漢字の部首の偏と旁(つくり)が逆になったりする
- ローマ字がなかなか覚えられない
- 英語の読み書きが苦手である
読字障害
- 聴力は正常にもかかわらず、言われた言葉を聞き間違えることが多い
- 音読の速度が遅い。一文字ずつ区切って読む逐次(ちくじ)読みをする
- 文字や行を読み飛ばしすることが多い
- 語尾や文末を読み誤ることが多い
- 「ろ」や「る」など形の似ている文字を見分けることができない
脳波はデジタル脳波の時代になりました。
また、コンピューターを用いて様々な脳の状態を定量的に把握することが出来るようになりました。
米食品医薬品局(FDA)は、
発達障害のQEEG検査を承認しています。
δ(デルタ)波 0.5~4Hz未満 |
ノンレム睡眠時に見られる |
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θ(シータ)波 4~8Hz未満 |
夢を見ている時、つまりレム睡眠時に見られる |
α(アルファ)波 8~13Hz未満 |
閉眼、安静、覚醒した状態、ぼーっとしている時に見られる |
β(ベータ)波 13Hz以上 |
物事を考えている時に見られる |
これらの脳波の特徴を解析し、
総合的に発達障害を診断します。
ADHD特性、アスペルガー特性、
学習障害特性、不安特性、うつ特性などを
診断することが出来ます。
客観的指標のない精神科領域において、欧米では非常に需要のある検査法です。
δ(デルタ)波、θ(シータ)波β(ベータ)波の増加、θ(シータ)/ β(ベータ)波 比の増加が報告されています。
β(ベータ)波が強すぎる場合は、一つのことに過集中になる傾向が生まれたり、θ(シータ)波が強すぎる場合は、唐突に注意が途切れ、多くのことに注意が散漫したり、一つのことに深く集中できなくなる傾向が生まれたりします。
2017年ヴァルナの大学のRaya Dimitrova氏は発達障害患者と健常人の定量的脳波検査のデータを比較し、δ(デルタ)波、θ(シータ)波、β(ベータ)波に明らかな違いがあることを発表しました。
ADHD(注意欠如・多動症)ではδ(デルタ)波、θ(シータ)波の増加が目立ちます。
欧米ではθ(シータ)/ β(ベータ)の数値が診療に用いられています。
自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)患者では、特にδ(デルタ)波、θ(シータ)波が増加しています。
知能が正常な高機能アスペルガー症候群患者(ASD high)ではβ(ベータ)波の増加は穏やかで、知能が低下している低機能自閉症患者(ASD low)では著名なβ(ベータ)波の増加が見られました。
発達障害を抱えて生きていくということは、非常に高い負荷のかかるものです。そういうわけで、そこから二次的にさまざまな問題が起こります。これがいわゆる二次障害です。
うつ、不安障害、パニック障害、双極性障害といったもの、あるいはアルコール依存症なども二次障害に含みます。発達障害の方に過度なストレスがかかると精神病症状が出て、統合失調症と誤って診断されている人がいます。
QEEG検査をすることで、うつ、不安障害、パニック障害、双極性障害といった二次障害の症状も可視化することが出来ます。
うつ
左central cortex (C3) を中心にα(アルファ)波が増加しています。
不安
側頭葉を中心にβ(ベータ)波が増加している患者では、不安、恐怖、パニックの感情を持っている確率が通常より高くなることが明らかになっています。
QEEG検査で脳の状態を可視化し、結果に応じて、薬を使わない治療など個人に合った治療を提案する事も可能です。
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米食品医薬品局(FDA)は、発達障害のQEEG検査を承認しています。
- 誰でもQEEG検査を受けることができますか?
- 医療機器としての認可も受けており、検査の副作用もないので、基本的に誰でも安心して受けられます。
- 診療の対象年齢はありますか?
- 小学校低学年(子供)から中高年(大人)までを対象にしています。
- 検査時間はどのくらいですか?
- 所要時間は約20分です。
- 検査に痛みは伴いますか?
- 全く痛みはありません。
- 健康保険は適用されますか?
- 現在QEEG検査は、自費診療となります。
- 診察日に必要な持ち物はありますか?
- 健康保険証など身分証明証がありますと受付がスムーズです。
- 医院名称
- ブレインクリニック東京
- 住所
- 東京都中央区日本橋2-2-2
マルヒロ日本橋ビル 8階 - TEL
- 0120-855-899
03-6281-8855 - 診療時間
- 10:00-19:00
- アクセス
- 大江戸線 日本橋駅からB0番出口より、徒歩2分
各線 東京駅 八重洲北口より、徒歩3分