発達特性と発達障害の違いは?種類や特徴について解説
発達特性と発達障害の違いについて、疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。発達特性と発達障害は似た意味で使われることがありますが、同じ意味ではありません。それぞれの違いを理解することで、自分や家族の困りごとへの理解が深まり、適切な相談や支援につながります。
本記事では、発達特性と発達障害の違いや、発達障害の主な種類と特徴について解説します。
発達特性と発達障害の違いは?
発達特性と発達障害の違いは、特性による困りごとが日常生活や社会生活にどの程度影響しているかや、医学的な診断基準を満たしているかなどにあります。
発達特性とは、脳の働き方や発達の違いによって現れる得意・苦手なことや感じ方、行動などの生まれつきの特性を指す言葉です。一方、発達障害は、発達に関する特性によって日常生活や社会生活に支障が生じているかなどを踏まえ、診断基準に基づいて医師が診断します。
そのため、発達に関する特性がみられるからといって、必ずしも発達障害と診断されるわけではありません。特性の現れ方や生活への影響には個人差があり、診断基準をすべて満たさないものの、発達障害の特性がみられる状態は一般的に「発達障害のグレーゾーン」と呼ばれることがあります。
発達障害の種類と特徴
発達障害の主な種類として、「ADHD(注意欠陥多動症)」「自閉スペクトラム症(ASD)」「学習障害(限局性学習症)」があげられます。
それぞれにみられる主な特徴は、以下のとおりです。
| 種類 | ADHD(注意欠陥多動症) | 自閉スペクトラム症(ASD) | 学習障害(限局性学習症) |
|---|---|---|---|
| 主な特徴 |
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以下のコラムでは、それぞれの特徴や症状について詳しく解説しています。
発達特性と発達障害の割合について
厚生労働省や文部科学省では、発達障害のある人や、学習面・行動面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒などに関する調査が行われています。
令和4年度に厚生労働省が実施した「生活のしづらさなどに関する調査」では、医師から発達障害と診断された人は推計約87万人と報告されています。
また、文部科学省が令和4年に実施した調査では、通常の学級に在籍する小中学生のうち、学習面または行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合は8.8%でした。
ただし、この調査は発達障害の診断の有無を示すものではありません。そのため、8.8%すべてが医療機関で発達障害と診断されているわけではない点に注意が必要です。
参考文献
発達特性や発達障害かもしれないと思ったら?
発達特性による困りごとがあり、発達障害かもしれないと感じている場合は、1人で抱え込まず、医療機関などの専門機関に相談することも選択肢の1つです。
発達特性による困りごとが続くと、ストレスや心理的な負担が重なり、適応障害やうつ病などの二次的な問題につながる場合があります。仕事や学校、対人関係などで困りごとが続いている場合は、専門家に相談し、自分に合った支援や対処法を検討しましょう。
まとめ
発達特性は、一人ひとりが持つ脳の働きや特性を表す際に使われる言葉です。一方、発達障害は、特性による日常生活や社会生活への影響などを踏まえ、診断基準に基づいて医師が診断します。
特性の現れ方や困りごとの程度には個人差があり、同じ診断名でも必要な支援は異なります。仕事や学校、対人関係などで困りごとが続いている場合は、1人で抱え込まず、医療機関などの専門機関への相談を検討しましょう。
ブレインクリニックの発達障害外来紹介ページです。
この記事の監修医師
ブレインクリニック東京院 院長
矢嶋 正
- 経歴
- 杏林大学医学部 卒業
- 大阪大学医学部附属病院
- 2023.04ブレインクリニック東京院
- 2024.05ブレインクリニック東京院 院長
- 2025.09ブレインクリニック東京院 院長
兼 上級医 - 2026.08ブレインクリニック新宿院 院長
兼 上級医 - 2026.10ブレインクリニック東京院 院長
兼 上級医
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15歳男性 ADHD、アスペルガー症候群合併

21歳男性 アスペルガー症候群、不安障害合併

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