- 検査は少量の採血のみ
- 医療機関の検査でフォローアップも安心
2025年、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は約700万人(5人に1人)に増加すると予測されています。
軽度認知障害(MCI)とは、健常者と認知症の中間の段階を示します。
そのまま過ごすと、4~5年で30~40%が認知症に移行すると言われています。
認知症の前段階であるMCIのリスクを判定します。
認知症が発症する前に発見し、予防に取り組みましょう。
検査は少量の採血のみ。
大がかりな検査機器や投薬などの必要がないため、
簡単に検査が受けられます。
採血も検査結果のお渡しも医療機関で行います。
検査のご相談や検査結果の見方は医師より説明を受けられます。
MCIスクリーニング検査は、血液中の特定のタンパク質を調べることにより、
アルツハイマー型認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを統計学的に示すものです。
早期に発見し、診断を受けるためのスクリーニング検査ですので、
本検査で“リスクが高い”と判定された方は、当院で治療可能です。
アルツハイマー病はアミロイドβペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊する事で発症します。
MCIスクリーニング検査は、アミロイドβペプチドを排除する機能を持つ血液中の3つのタンパク質(ApoA1,C3,TTR)の血中濃度を測定し、MCIのリスクを判定する血液検査です。
検査結果について
判定結果はリスクに応じてA~Dの4段階。
MCIと診断された方は4~5年で30~40%が認知症に移行するといわれています。
本検査でご自身のリスクを知って早急に対策することが大切です。
アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、アミロイドベータペブチドという老廃物が脳に蓄積し、
神経細胞に障害を与えることが原因で発症することがわかっています。
アミロイドベータペブチドの蓄積や凝集に関わる物質のひとつが、アポリポタンパク質Eです。
それを司るAPOE遺伝子には、主にε2、ε3、ε4の3種類あり、 2つ一組で遺伝子型を構成しています。
ε4の有無とアルツハイマー病発症との関係を調べると、ε4を全く持たない遺伝子型に対して、 ε4を1つないし2つ持っている遺伝子型のアルツハイマ一病発症リスクは、図の通り約3倍~12倍高くなると言われています。
APOE遺伝子は極めてアルツハイマー型認知症と関連の高い遺伝子と言えます。
これらは認知症の発症リスクを高めるものです。
該当するからといってすぐに認知症が発症するわけではありませんが、生活習慣を見直して改善しましょう。
認知症にTMSが有効という数々の研究結果が報告されています。
MCIスクリーニング検査を受けた方々の感想をご紹介します。
認知症に対して漠然とした不安がありましたが、医師からの説明を受けて認知症になる原因や生活の中で気をつけることを教えてもらい、気が楽になりました。
(60代女性)
「もし自分が認知症だったら…」と思い、はじめは検査を受けるのが怖かったです。
しかし思い切ってMCIスクリーニング検査を受けたことで、認知症を正しく知るきっかけになりました。早い段階で検査を受けてよかったです。
(50代男性)
自分が認知症になり主人や子どもたちに迷惑をかけたらどうしようと悩んでいましたが、ある日かかりつけ医からの勧めでMCIスクリーニング検査を受けてみることに。
もっと早くから医師に相談し、検査を受けておけばよかったなと思います。
(70代女性)
認知症は予防できるということをはじめて知った!
(70代男性)
以前よりも物忘れが多くなった母親が心配になり、近くのクリニックで行っているMCIスクリーニング検査を勧めました。家族の認知症に対する理解も深まり、過度に心配する必要はないと肩の荷が下りました。今はみんなで認知症の予防に取り組んでいます。
(40代女性)